マクラーレンのエンジン一覧|V6とV8の違い・馬力・最高速度

エンジンルームがガラス越しに見えるミッドシップスポーツカーの後ろ姿

当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。

マクラーレンのエンジンはV8なのかV6なのか、どこで作られているのか。気になって調べている方も多いはずです。

結論から言うと、いまのマクラーレンは3.0L V6ツインターボ+モーター(アルトゥーラ)と、4.0L V8ツインターボ(750S・GTS・W1)の2種類が中心です。どちらもターボ付きで、日産製でもベンツ製でもありません。

この記事を読むと、モデルごとの排気量・馬力・最高速度を横並びで比べて、自分に合うエンジンが分かります。

目次

マクラーレンのエンジンはV6とV8の2種類

先に結論

現行のマクラーレンは、V6ハイブリッドのアルトゥーラと、V8ツインターボの750S・GTSに分かれます。限定車のW1はV8にモーターを組み合わせたハイブリッドです。

まずはモデルとエンジンの組み合わせを見てみましょう。

モデルエンジン排気量ターボモーター
アルトゥーラ/同スパイダーV62,993cc(3.0L)ツインターボあり(PHEV)
750S/同スパイダーV8(M840T)3,994cc(4.0L)ツインターボなし
GTSV83,994cc(4.0L)ツインターボなし
W1V8(MHP-8)4.0Lツインターボあり(E-モジュール)

数値はマクラーレン公式と大手メディアの公表値です。750SとGTSは日本市場向けの生産が2026年6月末で終わっていて、新車で注文の中心になるのはアルトゥーラです。

『マクラーレンってV12じゃなかった?』と思った方もいるかもしれません。V12を積んでいたのは1992年から1998年に作られた伝説のマクラーレン F1で、BMW製の6.1L V12でした。

いまのマクラーレンにV12はありません。V10を積んだ市販モデルもありません。

馬力と最高速度をモデル別に比べる

ここがこの記事で一番見てほしい表です。

モデル出力最大トルク0-100km/h最高速度変速機
アルトゥーラシステム700PS(エンジン605PS+モーター95PS)720Nm3.0秒330km/h8速DCT
750S750PS/7,500rpm800Nm2.8秒332km/h7速DCT
GTS635PS/7,500rpm630Nm3.2秒前後326km/h7速DCT
W1システム1,275PS1,340Nm2.7秒350km/h8速DCT

アルトゥーラは2025年モデル以降の値です(初期モデルはシステム680PS)。GTSの0-100km/hは公表値の確認が取れていないので「前後」としています。

マクラーレン現行モデルの馬力と最高速度を比べた図解

実は、量産モデルの最高速度はどれも326〜332km/hで、ほとんど差がないんです。差が出るのは、0-100km/hの加速と、エンジンの性格のほうです。

「マクラーレンは何がすごい?」の答え

マクラーレンがよく「速い」と言われるのは、馬力の大きさだけが理由ではありません。車が軽いんです。

モデル乾燥重量出力
750S1,277kg750PS
アルトゥーラ1,395kg700PS(システム)
W11,399kg1,275PS(システム)
GTS1,520kg635PS

重量は乾燥重量(燃料や油脂類を入れない状態)で、車検証の車両重量とは別の数字です。それでも、750Sは1kgあたり約0.59PSを受け持つ計算になります。

軽い車体に大きな力を載せているから、踏んだ瞬間に体がシートに押しつけられるような加速になるんです。

V6とV8は何が違う?乗ってわかる差

V6ハイブリッド(アルトゥーラ)
  • モーターが加速を手伝い、踏んだ瞬間の反応がよい
  • EVで33km走れて、住宅街を静かに出られる
  • 自動車税は年50,000円(3.0L以下の区分)
V8ツインターボ(750S・GTS)
  • 高回転まで回る迫力のある加速と音
  • 充電の手間がない
  • 自動車税は年65,000円(4.0L以下の区分)・日本向け新車は終了

数字だけでは分かりにくいので、例えばこんな場面で考えてみてください。

「平日は朝早く出て、週末は山道を走りたい」
「それなら、朝は静かに出られるアルトゥーラが合いそうです。V8の音を週末に楽しみたいなら750Sも候補ですね」

『V6ってスーパーカーとしては物足りないのでは?』という声もあります。

ただ、アルトゥーラはモーターと合わせて700PSあり、0-100km/hは3.0秒です。数字で見ると、物足りなさを感じる場面はかなり限られます。

ハイブリッドの仕組みはマクラーレンのハイブリッドで詳しく見ています。

ターボの効き方とエンジンの回り方

いまのマクラーレンは、V6もV8もツインターボです。ターボは排気の力で空気を押し込み、小さめの排気量でも大きな力を出す仕組みなんです。

ターボ車はアクセルを踏んでから力が立ち上がるまで、わずかに間が空くと言われます。アルトゥーラはその間をモーターが埋めるので、踏んだ瞬間から押し出されるような加速になります。

750SやGTSのV8は、最高出力がどちらも7,500rpmで出る設定です。高い回転まで一気に回っていく感覚が、V8モデルの魅力と言われる理由ですね。

エンジンの性格をつかむポイント
  • アルトゥーラ:モーターが低い回転の力を足す
  • 750S:750PSを7,500rpmで出す、回して楽しむV8
  • GTS:630Nmを5,500〜6,500rpmで出す、街乗りも意識したV8

試乗できるなら、同じ道で両方に乗ってみるのが一番分かりやすいです。

マクラーレンのエンジンはどこ製?日産やF1とは関係ある?

どこ製かの答え

V8エンジン(M840T)は、英国でリカルド社が組み立てていると報道されています。日産製やメルセデス・ベンツ製ではありません。

「マクラーレン エンジン 日産」と気になる方もいますよね。日産のエンジンを積んだマクラーレンの市販車はありません。

ベンツとの関係が出てくるのは、2003〜2009年のメルセデス・ベンツ SLR マクラーレンです。これはメルセデスとの共同で作った車で、いまのマクラーレンのエンジンとは別ものです。

F1との関係もよく聞かれます。自動車メーカーのマクラーレン・オートモーティブと、F1チームのマクラーレン・レーシングは別の会社です(同じグループ)。市販車のエンジンが、F1マシンのエンジンをそのまま使っているわけではありません。

歴代のエンジンの流れ

時期代表モデルエンジン
1992〜1998マクラーレン F1BMW製6.1L V12・6速MT
2011〜2014MP4-12C/12C3.8L V8ツインターボ(M838T)
2014〜2021650S・540C/570S など3.8L V8ツインターボ(3,799cc)
2017〜2023720S4.0L V8ツインターボ(M840T)・720PS
2021〜アルトゥーラ3.0L V6ツインターボ+モーター
2023〜2026(日本向け)750S・GTS4.0L V8ツインターボ

年は発表・生産の目安です。中古で探す時は、3.8Lか4.0Lかで自動車税の区分は同じ(3.5L超4.0L以下)でも、年式による税額の違いが出てきます。

歴代モデルの見分け方はマクラーレンの歴代モデル一覧でまとめています。

マクラーレンはうるさい?エンジン音のこと

音が気になる場面

V8モデルはエンジンをかけた瞬間の音が大きめです。早朝・深夜の住宅街や、集合住宅の駐車場では気をつかう場面が出てきます。

『ご近所の目が気になる…』という方は少なくありません。そう感じるのは自然です。

スポーツカーらしい音は魅力ですが、毎日の出入りが静かな住宅街なら、モーターだけで走り出せるアルトゥーラが気楽です。V8でも走行モードで音の出方は変わるので、試乗の時に始動から出庫までを試してみてください。

例えば、こんな会話を想像してみてください。

「マンションの地下駐車場で、朝エンジンをかけるのが気まずくて…」
「アルトゥーラならEVのまま地上に出られます。V8なら、かけてすぐ走り出すようにすると響く時間を短くできますよ」

マフラーの交換で音を大きくするカスタムもありますが、車検や近所との関係を考えて選びたいところです。カスタムの注意点はマクラーレンのカスタムパーツで見ています。

エンジンで選ぶならどれ?税金と燃料も比べる

エンジン別のお金の違い
  • アルトゥーラ(2,993cc):自動車税 年50,000円
  • 750S・GTS・720S(約4.0L):自動車税 年65,000円
  • 570S・650S・12C(3,799cc):自動車税 年65,000円
  • 燃料はどのモデルもハイオク

自動車税は2019年10月1日以降に新規登録した自家用車の金額です。それより前の登録の中古は、3.0L以下が51,000円、4.0L以下が66,500円になります。

新規登録から13年を超えると、自動車税はおよそ15%重くなります。2011年からの12Cは、そろそろこの年数に入ってくる個体が出てきます。

エンジンで選ぶ順番
  1. 早朝や夜に出かけることが多いか考える
  2. 自宅で充電できるかを確かめる
  3. 新車で買うか、在庫・中古で探すかを決める
  4. 気になるモデルの見積もりを取って比べる

新車で買えるのはアルトゥーラが中心です。V8を新車に近い状態で手に入れたいなら、750SやGTSの在庫・登録済み車を正規ディーラーに聞いてみましょう。

各モデルの価格はマクラーレンの新車価格一覧、アルトゥーラの詳しい中身はアルトゥーラの価格と性能で見ています。新車の値引きの考え方はトップ記事のマクラーレンの値引き相場と交渉の順番でまとめています。

マクラーレン買いたいドットコム

マクラーレンの値段、先に相場を見ておく

アルトゥーラとV8モデルの在庫車、両方の見積もりを取って比べてみる

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

エンジン別の自動車税と向いている使い方を比べた図解

よくある質問

マクラーレンのエンジンは何ですか?

現行はアルトゥーラの3.0L V6ツインターボ+モーターと、750S・GTSの4.0L V8ツインターボが中心です。

マクラーレンのエンジンはどこ製ですか?

V8(M840T)は英国でリカルド社が組み立てていると報道されています。日産製やメルセデス・ベンツ製ではありません。

マクラーレンにV12やV10はありますか?

現行モデルにはありません。V12は1992〜1998年のマクラーレン F1(BMW製6.1L V12)です。V10を積んだ市販モデルはありません。

マクラーレンの最高速度はどれくらいですか?

公表値でアルトゥーラ330km/h、750S 332km/h、GTS 326km/h、限定車のW1が350km/hです。

マクラーレンの馬力はどれくらいですか?

アルトゥーラがシステム700PS、750Sが750PS、GTSが635PS、W1がシステム1,275PSです。

まとめ

この記事の要点
  • 現行は3.0L V6ハイブリッド(アルトゥーラ)と4.0L V8ツインターボ(750S・GTS・W1)
  • 馬力はアルトゥーラ700PS、750S 750PS、GTS 635PS、W1 1,275PS
  • 最高速度は量産モデルで326〜332km/h、W1は350km/h
  • V8は英国でリカルド社が組み立て(報道)。日産製・ベンツ製ではない
  • 自動車税はアルトゥーラ年50,000円、V8モデル年65,000円
マクラーレン買いたいドットコム

マクラーレン買いたいドットコム 編集部

マクラーレンの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次