マクラーレンの中古はなぜ安い?値落ちの理由と後悔しない見分け方

中古車の展示場に並ぶ年式の違うスーパーカー

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中古車サイトでマクラーレンを見ると、『え、こんなに安いの?』と驚くことがありますよね。新車で3,000万円を超える車が、その何分の一かで並んでいることもあります。

結論から言うと、マクラーレンの中古が安く見えるのは、新しいモデルが短い間隔で出ることと、修理費への不安から買う人が限られることが大きな理由です。安いからといって、すべてが「訳あり」なわけではありません。

この記事を読むと、値落ちしやすい理由と、安い中古の中から後悔しにくい1台を見分ける方法が分かります。

目次

マクラーレンの中古はなぜ安いの?

先に結論

マクラーレンの中古が安くなりやすい理由は、主に4つです。新しいモデルが次々に出ること、修理費が読みにくいこと、乗れる人が限られること、限定車ではない量産モデルが多いことです。

『フェラーリは値段が落ちにくいのに、なぜマクラーレンは?』と思う方も多いはずです。実は、ブランドの歴史の長さが関係しています。

マクラーレン・オートモーティブが最初の量産車12Cを出したのは2011年です。そこから650S、720S、750Sと、数年ごとに新しいモデルへ入れ替わってきました。

新しいモデルが出るたびに、ひとつ前のモデルは「旧型」になります。この入れ替わりの速さが、中古の値段を下げる一番の理由なんです。

理由どう値段に響くか
モデルの入れ替わりが速い新型が出ると旧型の値段が下がる
修理費が読みにくい買う人が慎重になり、売れるまで時間がかかる
全車2名乗り・荷室が小さい1台目の車として選ぶ人が少ない
量産モデルが中心限定車ほどの希少価値は付きにくい
マクラーレンの中古が安くなりやすい4つの理由の図解

モデルの入れ替わりの速さは、どれくらい値段に響く?

ここが大事なところです。マクラーレンはここ15年ほどの間に、主力モデルを何度も入れ替えてきました。

主なモデルの流れ

12C(2011〜2014年)、650S(2014〜2017年)、720S(2017〜2023年)、750S(2023年〜。日本向け生産は2026年6月末で終了)

例えば750Sは、日本発表時の価格が3,930万円でした。その先代の720Sは、750Sが出たことで「ひとつ前のモデル」になっています。

さらに、報道によると750Sの後継はV6ハイブリッドになる計画とされています。こうした話が出るたびに、中古の値段は動きやすくなります。

『新型が出たら、いま乗っている車はどうなるの?』と気になりますよね。新しいモデルが出ると旧型は値下がりしやすいので、売る側には痛いところです。逆に、買う側にとってはチャンスにもなります。

新車が受注しやすい今は、中古の値段にどう響く?

いま新車で注文の中心になるのはアルトゥーラです。日本発表時の価格は3,300万円で、オプションを付けると数百万円単位で上がることもあります。

新車を注文できる時期は、中古の値段が上がりにくい傾向があります。新車を待てる人は新車を選ぶので、中古を急いで買う人が少なくなるからです。

逆に、750SやGTSのように日本向け生産が終わったモデルは、在庫や登録済み車が減るにつれて中古の動きが変わる可能性もあります。どう動くかは時期しだいなので、決めつけずに相場を見ておきましょう。

新型の話題が出た時は、旧型の中古の値段も少し気にして見ておくと、買い時をつかみやすくなります。

修理費への不安が、なぜ値段を下げるの?

マクラーレンは、修理の部品も工賃もふつうの輸入車より高めです。保証が切れた後の出費が読みにくいので、中古を買う人が慎重になるんです。

安さの裏で気をつけたいこと

保証の切れた古い年式は、買った後の修理で車両価格の差が埋まってしまうことも。安い個体ほど、整備の記録を細かく見ておきましょう。

例えばこんな会話になることもあります。

「この車、相場よりかなり安いですね」
「年式が古くて、保証が付いていないぶん安くしているんです」

こうした説明が出たら、保証の代わりに何を整備してあるかを聞いてみてください。

壊れやすいとされる箇所と修理費の目安は、マクラーレンの故障しやすい箇所と修理費の目安で見ています。

売る側から見た「安い」理由

実は、中古が安いのは買う側だけの話ではありません。売る側から見ると、マクラーレンは手放す時の値段が下がりやすいブランドだと言われます。

新車で買った人が数年で乗り換えると、その間に新しいモデルや年式の改良が出ていることが多いからです。アルトゥーラも、2025年モデルからシステム700PS、EV走行33km(公式値)に変わりました。

前期と後期で値段が分かれやすい

同じアルトゥーラでも、初期の680PS・EV走行31kmの個体と、2025年モデル以降の個体では値段が分かれやすいです。安い個体がどちらの年式かは、車検証と装備で確かめておきましょう。

モデル・色・年式でリセールがどう違うかは、マクラーレンのリセールバリューで詳しく見ています。

買う側から見れば、こうした値落ちは手の届く値段で乗れるチャンスでもあります。売る時の値段まで考えておけば、損をしにくい選び方ができますよ。

年式で変わる税金と維持費も見ておこう

安い中古は年式が古いことが多いので、税金の差も確かめておきましょう。

モデル(排気量)2019年10月以降の登録2019年9月以前の登録
アルトゥーラ(2,993cc)年50,000円該当なし(2021年発表)
750S・720S・GTS(約4.0L)年65,000円年66,500円
570S・540C・650S・12C(3,799cc)年65,000円年66,500円

自動車税(種別割)の金額です。さらに新規登録から13年を超えると、約15%重くなります。2011年に出た12Cは、初期の個体から該当し始めています。

マクラーレンの年式と排気量で変わる自動車税の図解

『税金くらいなら大した差じゃない』と思うかもしれません。ただ、古い年式はタイヤやブレーキ、電装品の交換が重なる時期でもあります。

安い中古で年間に見ておきたい出費
  • 自動車税(年65,000円〜66,500円。13年超は約15%重課)
  • 任意保険
  • タイヤ(750Sは前245/35R19・後305/30R20)
  • ブレーキなど消耗品
  • 車検と点検の費用

年間の出費をまとめて見たい方は、マクラーレンの維持費は年間いくら?で内訳を一つずつ出しています。

安い中古を見て「値段の差」を読むコツ

同じモデルで値段が大きく違う時は、どこに差があるかを一つずつ見ていきましょう。差が出やすいのは、年式・走行距離・色・オプション・ハンドル位置・保証の有無です。

例えば、安い個体を見つけた時はこんな会話になることも。

「同じ年式のほかの車より、だいぶ安いのはなぜですか?」
「左ハンドルで、保証が付いていないぶん下げています」

理由がはっきりしていれば、自分に合うかどうかで判断できます。説明があいまいな時は、ほかの在庫と比べてから決めても遅くありません。

安くても後悔しにくいのは、どんな中古?

安い中古でも、選び方しだいで満足して乗れる1台は見つかります。後悔しにくい個体と、避けたい個体を並べてみますね。

後悔しにくい中古
  • 正規ディーラーでの点検記録がそろっている
  • 保証が付いている、または延長保証に入れる
  • 走行距離と年式のバランスが自然
  • 前のオーナーの数が少ない
避けたい中古
  • 整備の記録が抜けている、または無い
  • 相場から見て理由の説明が無いほど安い
  • 修復歴の説明があいまい
  • 改造が多く、純正部品が残っていない

保証付きで安心を買うなら、認定中古車という選び方もあります。中身はマクラーレンの認定中古車は買いかで詳しく見ています。

『走行距離が少なければ安心でしょ?』と思う方もいますよね。実は、ほとんど走っていない車は、ゴム部品やバッテリーが傷んでいることもあるんです。

並行輸入車が安いのはなぜ?

安い中古の中には、並行輸入車が混ざっていることもあります。正規ディーラーを通さずに輸入された車のことです。

並行輸入車で気をつけたいこと

正規ディーラーの保証や点検を受けにくい場合があります。左ハンドルの個体も多く、売る時の値段が正規輸入車より低くなることも。整備を任せられる工場があるかを先に確かめておきましょう。

『同じモデルなら、どこから来た車でも同じでしょ?』と思うかもしれません。ただ、仕様や装備が日本向けと違うこともあるので、車検証と装備の内容を見比べてみてください。

正規ディーラーと並行輸入の違いは、正規ディーラーと並行輸入どちらで買う?で詳しく見ています。

安い中古を探す時は、値段だけで候補を絞らないのがコツです。気になる1台が見つかったら、同じ条件のほかの在庫と並べて、差の理由を一つずつ確かめてみてください。

安い中古を見に行く前の確認手順

最後に、気になる中古が見つかった時の確認の順番をまとめておきます。

見に行く前と当日の確認
  1. 新車価格と年式を見て、どのくらい値落ちしているかをつかむ
  2. 同じモデル・年式の別の在庫と値段を比べる
  3. 点検記録簿と整備の履歴を写真で送ってもらう
  4. 修復歴とオーナーの数を聞く
  5. 当日は試乗して、変速(DCT)とドアの開閉を確かめる

中古の値段を見る時の物差しとして、日本発表時の新車価格も置いておきます。アルトゥーラ3,300万円、750S 3,930万円、GTS 2,970万円です。いまの価格は正規ディーラーで確かめてみてください。

狙い目の年式と走行距離は、中古カテゴリのまとめ記事マクラーレンの中古車の選び方で見られます。新車との差を比べるなら、トップ記事のマクラーレンの値引き相場と限界額も参考になります。

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マクラーレンの値段、先に相場を見ておく

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

安いマクラーレンの中古で後悔しないための確認手順の図解

よくある質問

マクラーレンの中古はなぜ安いのですか?

新しいモデルが短い間隔で出ること、修理費が読みにくいこと、全車2名乗りで買う人が限られることが主な理由です。安いからといって、すべてが訳ありなわけではありません。

安いマクラーレンの中古は買っても大丈夫ですか?

点検記録がそろい、保証が付くか延長保証に入れる個体なら、後悔しにくいです。整備の記録が無い個体は避けたほうが安心です。

古いマクラーレンは税金が高くなりますか?

2019年9月以前に登録した4.0L以下の車は年66,500円です。新規登録から13年を超えると約15%重くなります。

走行距離が少ない中古なら安心ですか?

そうとは限りません。ほとんど走っていない車は、ゴム部品やバッテリーが傷んでいることもあります。整備の記録とあわせて見てください。

中古のマクラーレンはいくらから買えますか?

年式・モデル・状態・時期で大きく変わるので、決まった金額はありません。同じ条件の在庫を何台か並べて比べてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • マクラーレンの中古が安いのは、モデルの入れ替わりが速いことが一番の理由
  • 修理費が読みにくく、全車2名乗りなので買う人が限られる
  • 古い年式は自動車税が年66,500円になり、13年超は約15%重課
  • 点検記録と保証がそろった個体なら、安くても後悔しにくい
  • 理由の説明が無いほど安い個体や、記録の無い個体は避ける
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マクラーレン買いたいドットコム 編集部

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